2023年11月中旬のこと。
ポストに各部屋宛の封書が入っていました。
住所は書かれておらず部屋番号のみだったので、おそらく直接投函されたのだと思います。
差出人は〇〇地方裁判所民事執行センターから。
私は現在シェアハウスに住んでいるのですが、大家さんがローンの支払いが滞って、この物件が競売にかけられるため、物件の現況調査で執行官がやってくることになったと理解しました。
ポストに投函された封書の中身、執行官が現況調査にくるまでに準備した物、現況調査の当日にどんなことがあったかを備忘として残します。
封書の中身
封書の中には以下のものが同封されていました。
・現況調査実施のお知らせ
・回答書
・返信用封筒
現況調査実施のお知らせには下記内容のお知らせと、現況調査当日に実施する調査事項、問い合わせ先が記載されています。
現況調査のお知らせ
当庁令和5年(ケ)第〇〇〇号不動産競売事件につき、裁判所から現況調査命令が発令されました。
この命令により、民事執行法第57条及び民事執行規則29条に基づき、あなたが使用している建物(所有者(共有):△△△△さん)の現況調査及び占有関係等につき、下記日時に調査を実施することになりましたので、お知らせいたします。
記
令和5年11月□□日(〇曜日)
現況調査実施のお知らせには「不動産競売事件」と記載されているので、大家さん何か事件起こしたのかとびっくりしましたが、銀行から支払いが滞っているので、物件を競売にかけるという状況なのだと理解しました。
現況調査実施日は封書がポストに投函されて、およそ1週間後の日付でした。
現況調査までに準備したこと
現況調査までに準備したことは3つ。
1.同封された回答書にも記載のあった「契約書」のコピー。
・最初の契約書のコピー
・最新の契約書のコピー
2.室内に入り写真を撮るとのことなので、部屋の中を整理・掃除し、見られたくない物は見えないようにしておきました。
3.回答書の記載。
記載し、同封されている返信用封筒で送ってくださいとあったのですが、記載したのが遅くて現況調査日までには届きそうになかったので、当日執行官の方へ渡しました。
現況調査当日
当日は仕事でしたが、知らない間に部屋に入られるのは嫌だったので、在宅勤務にしていただきました。
11時頃3人の男性がシェアハウスへ。
執行官、建物を査定する方、おそらく鍵を開ける方の3人でした。
部屋に入る前に、執行官の方から身分証明書を見せてもらいました。
執行官の方が部屋の写真を入口側からと窓側から数枚撮影をされていました。
執行官の方からはいくつか質問があり回答しました。
・生活していて雨漏りやどこか壊れているとか不具合がある所はないか
・住人の方で騒音がうるさいとか迷惑をかける方はいないか
建物を調査する方はどのような契約なのか何年契約なのかを聞かれました。
契約書のコピーは執行官の方へ渡してしまったので、原本を写真撮影されました。
現況調査実施のお知らせに、「不在の場合でも業者に解錠させて調査を実施することもある」と記載がしてあります。
実際隣の住人の方は留守でしたが、業者に解錠させて中に入っている音が聞こえました。(本当にそうなんだ・・こわー・・)
自分がいない時に知らない人に部屋に入られるのは、あまりいい気はしないですよね。
外周りも確認されている音も聞こえてきました。
私が応対した時間は10分くらいかと思います。
現況調査の日付は記載されていますが、時間までは記載されていないので、問い合わせるとおおよその時間は教えていただけると記載がありました。
管理会社に今後のことを問い合わせしてみた
シェアハウスを管理している会社に、今後も継続して住むことができるのかを問い合わせしてみることに。
次のオーナーが継続して住んでもOKとなれば住むことはできるが、あまり期待はしないほうがいいとのことでした。
このシェアハウスに住み始めて5年経ちましたが、そろそろ引っ越しなさいという暗示かもしれません。
まとめ
執行官が来るということは、住んでる家が競売にかけられる前段階です。
執行官について最近ドラマにもなっていたそうで、私が姉に執行官が来た話をすると、「正にドラマのまんま」と言っていました。
執行官がやってくることなんて、そうそう経験することはないので現況調査はどんな感じなのかをネットで色々調べたりもしました。
競売で新しいオーナーが決まると、今までどおりの条件で住めるとは思えないし色々不安な部分もあるので、引っ越し先を探そうと思っています。
物件探しや引っ越しなど、やらないといけないことがあって、住んでる物件が競売にかけられると借りてる側も迷惑をこうむりますね。