ワイルドバンチ2025 参戦レポ:無理せず楽しむ“大人のフェス”の過ごし方
毎年恒例の夏フェス、ワイルドバンチ。
かつては朝から晩までステージを駆け回っていたけれど、最近は“無理せず楽しむ”をテーマに。
初日と最終日の2日間、日陰で休みながら、それでも心に残る音と瞬間に出会えた。
ワイルドバンチフェスとは?【開催概要】
「WILD BUNCH FEST.(ワイルドバンチフェス)」は、毎年夏に山口県・きらら博記念公園で開催される大型音楽フェス。
2025年8月22~24日の3日間にわたり、多彩なアーティストが集結した。
会場は海風が抜ける開放的なロケーションで、音楽と夏空の両方を楽しめるのが魅力。
私は今年、初日(8/22)と最終日(8/24)のみ参加。
“全力疾走”の若い頃とは違い、無理せずマイペースで楽しむ2日間を過ごした。
ゆるく始める“無理しない参戦”
まずはお目当てのアーティストグッズ売り場へ。
私はレキシの列、姉はあいみょんの列へ。
あいみょんブースは3レーンほどあったものの、それでも長蛇の列。
以前はきららドーム内の熱気と人の多さにギブアップしたこともあったけれど、今年は入場制限がうまく機能していて、快適に並ぶことができた。
スタートまでの時間は、日陰に座って体力を温存。
“待つ時間もフェスの一部”だと感じる余裕が生まれたのも、年を重ねたおかげかもしれない。
久々のレキシ登場!稲穂が揺れる会場
2025年は、久々にレキシがワイバンのステージに帰ってきた!
イントロが流れた瞬間、会場が一体となって稲穂を振る。
まるで金色の波が風に揺れるような光景。

中には“猫じゃらしっぽい稲穂もどき”を振る人もいて、ちょっと笑ってしまった。
「縄文土器♪弥生土器♪どっちが好き?」のフレーズを初めて聴いたときの衝撃を思い出す。
ゆるくてクセになる、それがレキシの魅力。
久しぶりのステージで、あの世界観にまたどっぷり浸かった。
思いっきり笑って楽しすぎた!
夕暮れに響くSachemsの音、空と溶け合う瞬間
Sachemsも復活して久々の登場。
夕暮れどきに聴く彼らの音は、胸の奥にじんわりと染みる。
空がオレンジ色に変わる瞬間、音と風と空気がひとつになるようで、その時間だけは現実を忘れてしまうほど。
“エモい”という言葉では足りない、特別な夕暮れだった。

2日目はRADWIMPSがトリで最大動員
私は参加しなかったけれど、2日目(8/23)はRADWIMPSがトリを務めた。
会場は3日間で最も多くの人が集まり、1・3日目の倍近い来場者だったらしい。
SNSでも「人が多すぎて動けない!」という声が多く見られたほど。
それだけ期待が集まるフェスの中心的存在になっているのを実感した。
フェス飯より“持参ランチ派”が快適だった
お昼ご飯はフェス飯ではなく、事前に買ってきたおにぎりやサンドイッチ。
旬の梨をむいて持って行ったり、飲むゼリーや干し芋をおやつ代わりに。
行列や暑さを避けながら、日陰でのんびり食べる時間が幸せだった。

無理して“全部楽しもう”としないのが、最近のテーマ。
そのおかげで、音も景色もより鮮明に感じられた。
無理せず楽しむ“大人フェス”の魅力とは
若い頃のように体力勝負ではなく、心地よいペースで音を浴びるのが今の自分に合っている。
ステージ間を無理に走らず、気になるアーティストをじっくり聴く。
メインステージの後ろ側には空に浮かぶ大きなクジラやエイのカイトが気持ちよさそうに泳いでいる。

気が向けば休む。
それでも、音楽が流れる瞬間にはちゃんと心が動く。
「無理せず楽しむ」――それこそが、“大人のフェス”を長く続けるためのコツなのかもしれない。
まとめ
今年のワイルドバンチも、“全力疾走”ではなく“心地よく滞在する”フェスだった。
日陰の風、夕暮れの空、そして音楽。
どれも特別で、どれも無理のない幸せな時間。
来年もまた、マイペースに音を浴びに行きたい。

