元キッズモデルでもあった海音(あまね)さん。12歳の時に血管が炎症を起こす難病「多発血管炎性肉芽腫症」を発症し、右足を失い義足となり、キッズモデルを引退します。
義足となったことは周囲には言わずにいたそうですが、「切断ヴィーナス」という写真集に出会い、義足を出してもかっこいいものと思うようになりました。
海音さんが義足モデルとなった理由と、きっかけとなった「切断ヴィーナス」写真集についてもご紹介します。
元キッズモデルとして活躍
5歳から12歳までキッズ&ジュニアモデルとして活躍していた海音さん。
海音さんは、雑誌、キッズブランドのカタログモデル、有名ブランドや百貨店などで一日店長イベント、ファッションショーなど多数出演していました。
12歳で難病を発症
12歳の時に体の変化が。
関節がすごく痛かったり、鼻血が止まらなくなったり、最後は倒れたりしていたそう。
血管が炎症を起こす難病「多発血管炎性肉芽腫症」を発症し、右足を失い義足に。
痛すぎて1年ぐらい記憶がなくて、その時は芸能活動とか頭になくて、入院生活でいっぱいいっぱいだったそう。
海音さんは12歳でキッズモデルを引退しています。
この病気は、以前はウェゲナー肉芽腫症と称されていた疾患で、1939年に、鼻と肺の 肉芽腫 、および全身の 血管炎 と 壊死 性半月体形成性糸球体腎炎を示した3症例がはじめて報告されました。発熱、 全身倦怠感 、食欲不振などの 炎症 を思わせる症状と、鼻、眼、耳、咽喉頭などの上気道および肺、腎の3つの臓器の炎症による症状が、一度にあるいは次々に起こってきます。その原因は、今のところわかっていませんが、全身の血管の炎症による病気(血管炎)の一つで、免疫の異常が病気の成り立ちに重要な役割を果たしています。
義足を見せてランウェイへ
海音さんは義足と言った時に、どう思われるのかなっていう思いがあって、義足であることをずっと隠していました。
モデルへの復帰には積極的にはなれなかったが、変わるきっかけとなったのが、「切断ヴィーナス」という写真集でした。
だんだん義足を個性にしてもいいのかなと思ってきたそう。
写真家の越智貴雄さんが、義肢装具士・臼井二美男さんの作成した義足を使用する女性たちにフォーカスした写真集。
2020年8月25日にYouTubeで配信された、義足モデルのファッションショー「切断ヴィーナスショー」に出演した海音さん。義足を見せてランウェイに出るのはこれが初めてでした。
この日のために、義肢装具士・臼井さんが用意したのはシルバーの義足でした。
ゴールドは最終地点で、これからも上を目指してほしいという思いを込めて、シルバーの義足を用意されたそうです。
海音さんが目標とするのは、元パラリンピック選手で、義足モデルのエイミー・マリンズさん。
エイミー・マリンズさんはモデル以外にも女優として活動されています。
まとめ
元々キッズモデルでもあった海音さん。難病で右足を失い、義足となったことは周囲には言わずにいたそうです。
しかし、「切断ヴィーナス」という写真集に出会い、義足を出してもかっこいいものと思うようになりました。
そして「切断ヴィーナスショー」で義足モデルとして、義足を見せて初めてランウェイに立ちました。
実際にYouTubeで配信された「切断ヴィーナスショー」を見ましたが、出演しているモデルの方々は、とても笑顔で自身に満ち溢れていて、見ていてかっこいいと思いました。
今後は、義足モデルとして活躍される海音を応援していきたいですね。
海音(あまね)さんは、18歳で「切断ヴィーナスショー」で義足モデルとして、義足を見せて初めてランウェイに立ちました。海音さんは、実はアイドルグループにも所属していた経歴があります。 大阪を中心に活動していた「CUTE×B …